雑草ダマスィ!

日々を豊かに。田舎もんブログ

大型密室絶叫マシーン!

 ドンツクです。

 本日(執筆時)は10月3日です。ツイッターに潜ってみたところ、大学生たちが「もう夏休み終わってしもうた」と口々につぶやいておりました。それに加えて気温もずいぶんと下がってきているようで、季節の移り変わりを感じますね。

 一方、ドンツクがおわしますフィリピンは常夏の国なので、依然として私の心は夏模様です。なお、帰国は来年の1月を予定しているので、私は夏から冬への急激な季節変化に立ち向かわねばなりません。しかし、そんな夏から冬へのシームレス移動というドキドキの初体験を前にして、私の冬服はといえばかろうじてパーカーが1着ある程度です。バカですね。

 シームレス移動といえば、わたくしドンツク9ヶ月ほど前に『モンスターハンターワールド』というPS4のゲームソフトを買いまして・・・いざ電源つけたらどえらい感動して、鳥肌がカルスト地形のように、それもナショナルジオグラフィックに報告すべきレベルまでブワァァァ立ちました。映像がきれいなのもあるのですが、前作までとは打って変わってマップ移動がシームレスになったことにいたく感激しました。はい。

 ちなみに、上記の「3日」という文字が色付けされているのは、毎月3日が歯ブラシの交換日だからです。それだけです。

さようなら、くっさいくっさい前任歯ブラシ。

映画を見てきました。

  さて、これは9月も頭ごろの話なのですが、セブのアヤラモールというところにある映画館にて『The Nun』というホラー映画を観てきました。邦題は『死霊館のシスター』です。日本でも、9月21日より公開されているようですね。そこで今回は、日本とフィリピンの映画館の違いについて紹介していきます。映画の感想については、どうぞLiLiCoさんに伺ってください。

 なお、あたくしは以前、映画館でアルバイトをしておったのですが、この記事ではそのことについて触れることは一切ございません。いっけなーい、この一文、蛇足蛇足★

 さあ、まずは映画のチケットを買うわけですが、ここで私の皮膚にカルスト地形が生成されます。その理由はチケットの安さにあり、映画一本みるのに500円です。日本で映画を見る場合、大抵どこの映画館でもその基本料金は1700円ですからその差は歴然、やっすいやっすいですね。みなさんも、「映画を見たいけれど、今月は銭がないのお」というときは、セブに来てみてはいかがでしょうか。

 次に上映劇場へと入ろうとしたところ、なっがいなっがい行列ができていました。私の基準は田舎で設定されているのでその列がどえらい長く感じたわけですが、きっと都会の映画館は常時こんな感じなのでしょうね。ともあれ、このThe Nunという映画は相当に人気があるようです。

  ホラーは苦手なドンツクですので、ほんのり緊張しつつ入場していきます。おお、これはけっこうな大きさですね。内装の雰囲気としましては、テレビ番組『NHKのど自慢』の会場に使われるようなホールに近いです。日本各地にあるような、いわゆる「文化ホール」といった感じです。そして席についてスクリーンに目をやりますと、おお!スクリーンの中心辺りに、マダガスカル島と形が酷似した、1メートルはあろうかという染みがありますねえ!キャッチ―でかわいらしいスクリーンです。

 いよいよ、様々な映画の予告編が始まります。

 マーベルのヒーロー映画やガッズィラ(ゴジラ)など、次々に魅力的な予告編が流れていきます。次第にホラー映画の割合が高くなっていき、若干帰りたくなってきます。ついには劇場の調光が消え、映画本編に・・・

 

 映画を見終えての感想ですが、すんごく楽しかったです。もちろん映画本編はとても恐ろしく、間違いなくカルストものですが、全体を通して「怖かった」というよりは「楽しかった」のです。

 どうもこちらの映画館には、日本のような「上映中の私語厳禁」というマナーはないらしく(あったとしても全く厳しくない)、観客たちはみな自分の感情を抑えることなく素直に表現していました。怖いシーンでは思いきり、周りの人が笑ってしまうほど叫び、ユーモアに富んだシーンでは声に出して思いきり笑い、シリアスなシーンでは隣の友達と推理しあい、救世主が現れるシーンでは拍手喝采、そしてあまァいキスシーンでは「オーーーウ・・・」と歓喜に満ちたため息です。このように、周りのフィリピン人たちの反応がいちいち新鮮で面白いので、恐怖感が2乗に比例して軽減されたわけです。今度はコメディやアクション映画での反応も見に行ってみたいです。

おわりに

 映画館においてもそうですが、フィリピン人たちは、ある程度のマナーに関してあまり厳しくありません。交通量が多くても信号が赤でも、歩道橋があってもバンバン道路を渡りますし、車もバイクも車線あるのかというぐらいにごちゃごちゃしています。勤務中にスマホをいじってても誰も気にしませんし、店内の音楽に合わせてそこそこの声量で歌いもします。そんな国です

 

自由で陽気で、とても良い国です。

 

 今回もこの『雑草ダマスィ!』を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。相変わらず画像の無いブログでしたね。さすがに1枚もないのはおもしろくないので、フィリピンらしい、焦点の合わぬマンゴーの写真をもって、記事の締めとします。ちなみに、価格としては一つあたり40円ほどです。

 んだらば、また次回。

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